はさみの話
今日は北風が吹いて寒い日でした。雪は降らないけど、春まだ少し先なようです。
さて、はさみの話。
木の手入れには通常三種類のはさみを持っていきます。あと、ノコギリ。
写真の左上、黒っぽいのが私たちが大久保ばさみと呼んでいる植木ばさみ。
左下の小さい赤白の柄のものが剪定ばさみ。
そうして右の大きなものが刈り込みばさみです。
使い方の目安としては、大久保ばさみは草花や細かい枝(太さ5ミリくらいまで)のもの。剪定ばさみは太さ1.5センチまでの枝を切るのに適してます。それ以上は、ノコギリを使って切ることがおおいですが、太さが3センチ以上の枝にノコギリを入れる場合は、切る方向の裏側にも少し切り目を入れておくと皮がささくれ立たずにきれいにきれます。
刈り込みばさみはその名の通り、刈り込みに使います。
刈り込みと剪定の違いは
刈り込み:樹冠の全面を均一に剪定していくこと。生け垣や、和風の庭によくある丸く仕立ててある樹木は刈り込みします。
一方、剪定は樹木を目的を持って切ること全般ですが、一般的には樹形を整えたり枝を透かすことを言ってます。
とりあえずのまず一本用意しよう、ということなら剪定ばさみがいいと思います。ちなみにこの赤白の柄は「岡恒」というメーカーのもので、多くの植木屋御用達ブランドです。ややお高めですが、鋼が入っていて研げるので切れ味いいです。
次回は冬に見つけて退治しておきたい害虫について書きたいと思いまーす。