そんなわけで(どんなわけかは前記事参照)神奈川県川崎市に行ってきたのですが、やはり気候の違う長野とは植えられている木や花が違ったり、使われかたが違うのが、街中を見ていて楽しかったです
地元に帰省するときはあまり気にならないのは目が慣れているからかな
だから良く知らない街はそういった植生の違いを楽しむ面白さがあると思いました
いつも高速道路で関東方面に行くと、道路沿いのキョウチクトウ(夾竹桃)に気候の違いを感じます
キョウチクトウは『公害に強い』と言われていて、この様によく高速道路沿いで夏には赤や白の花を咲かせていますが、寒さには弱い
長野でもまれに庭植えでも育っていますが、冬前にキョウチクトウにワラを巻く仕事もしたこともあります。
だからか、関東方面では3メートル以上の大木になるのですが、長野ではせいぜい1メートルくらいのものしかみたことがありません。
公園に植えてあったミモザアカシアにもビックリ
シルバーの葉とかわいらしい黄色い花が人気のこの木が、公園に(しかもかなりどうでもいい場所)に植えられていたのです。
寒さにかなり弱いので、私の地元の千葉(北部)でも地植えでは見たことがありません。
たいていは鉢植えで楽しみます。
が、神奈川県だと大丈夫なんだね…。
ちなみに東京に隣接する千葉と神奈川ですが、千葉(北部)は霜が降りるので、例えばマーガレットやダチュラなどは外で冬越しできないのに、かつての仕事現場の都内はヒートアイランドで霜が降りず、それらの花が冬越しして大株になって驚いたものでした。
そして神奈川は海流の影響から更に冬は暖かいようです。
今は温暖化の影響で、千葉も私がいたころより気温があがっているかもしれませんが・・・。
こちらは府中街道の街路樹ユリノキ
切れ込みの深い葉っぱと、ユリ…というよりはチューリップに似た白い花が咲きます。
(英語ではチューリップツリーと言うらしい)
ユリノキは大学時代、敷地内に何本も植えられていた思い出の木ですが、長野では見たことがありません。
(追記:コメントでもいただきましたが、長野にもいろんなところにあるそうです。勉強不足ですみません)
他にも国道沿いの街路樹は、イチョウや満開のサルスベリなど、長野でもよく見るけど街路樹には使わない木も多くあり、いろいろ楽しみました。
また逆に、夏の暑さに弱いルピナスなどは、長野ではいろんな場所で花を咲かせていますが、関東以西では難しいようです。
皆さんも夏休みに違う地方にお出かけのときは、ぜひ地域の植生も楽しんでください♪